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【初心者向け】GoogleタグマネージャーでGA4を導入する方法|自分のアクセスを除外して正確に計測する方法も画像付きで解説

Googleタグマネージャーを使ったGA4の導入方法を、初心者向けに画像付きで解説します。自分のアクセスを除外して正確なPV数を計測する方法も紹介しているので、これからブログを始める方でも安心して設定できます。

2025年09月08日
2025年09月09日
【初心者向け】GoogleタグマネージャーでGA4を導入する方法|自分のアクセスを除外して正確に計測する方法も画像付きで解説

Googleアナリティクス4(GA4)を導入しようとして、「Googleタグマネージャー(GTM)って何?」「どうやって設定すればいいの?」と迷っていませんか?

結論から言うと、GTMを使えば、コードを直接書かずにGA4を導入できます。GTMは、ウェブサイトに貼り付ける様々なコード(タグ)を一元管理できる便利なツールです。

GTMとGA4の違い

*GTMは「データを収集するための箱」で、GA4は「集めたデータを分析するための場所」です。

例えるなら、GTMはデータを運ぶための船、GA4は船が到着する港のような関係です。

GA4のみを導入するのであればGTMは必須ではありませんが、GTMを導入することで分析の幅が広がります。

GTMを利用するメリット

  • 【管理が楽になる】:GA4以外にも広告のタグやSNSのタグなど、複数のタグをまとめて管理できます。
  • 【専門知識がなくても安心】:コードを直接編集する必要がないため、ブログを壊してしまう心配がありません。
  • 【ページの表示速度が速くなる】:タグを効率的に読み込めるため、サイトのパフォーマンスが向上します。

この記事では、GTMを初めて使う方でも迷わないように、GA4を導入する手順を画像つきで丁寧に解説します。さらに、自分のアクセスをカウントしないように設定する方法も合わせてご紹介します。

下記よりGoogleタグマネージャー(GTM)とGoogleアナリティクス4(GA4)の利用ができます。

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ステップ1:GTMとGA4の準備

まずは、データの送信元となるGTMと、データの送信先となるGA4を準備しましょう。

Googleアナリティクス4(GA4)のプロパティを作成

Googleアナリティクスにログインし、「管理」画面から新しいプロパティを作成します。この時、「測定ID」(G-から始まるID)を控えておいてください。このIDが、GTMとGA4を連携させるための鍵になります。

プロパティの作成
プロパティの作成

Googleタグマネージャー(GTM)のコンテナを作成

GTMにログインし、新しいコンテナを作成します。コンテナ名は、あなたのブログ名など、分かりやすい名前をつけましょう。

コンテナの作成
コンテナの作成

ステップ2:GTMをブログに設置

GTMとGA4の準備ができたら、次にGTMのコードをブログに貼り付けます。これにより、GTMがあなたのブログの「管制塔」として機能するようになります。

コンテナを作成すると表示されるコードを、ブログの<head>タグの直後と<body>タグの直後にそれぞれ貼り付けてください。

この段階では、まだGA4は有効になりません。

ステップ3:GTMでGA4を設定

いよいよ、GTMを使ってGA4を有効にする設定です。この手順で、あなたのブログのPV数が計測できるようになります。

新しいタグの作成

GTMの管理画面で「タグ」をクリックし、「新規」ボタンを押します。
GA4を有効にするには「Googleタグ」と「Google アナリティクス: GA4 イベント」を作成する必要があります。

まずは「Googleタグ」から作成しましょう。

新しいタグの作成
新しいタグの作成

Googleタグの作成

タグの種類の選択画面で、「Google タグ」を選択します。

タグIDには、控えておいたGA4の「測定ID」(G-から始まるID)を入力し、トリガー(タグを発動させる条件)は「Initialization - All Pages」を選択します。

Googleタグの作成
Googleタグの作成

Google アナリティクス: GA4 イベント

測定IDには、控えておいたGA4の「測定ID」(G-から始まるID)を入力し、トリガーは「All Pages」を選択します。

Google アナリティクス: GA4 イベント
Google アナリティクス: GA4 イベント

Googleタグの詳細設定

Googleタグに戻り、編集します。
詳細設定をクリックし、タグの順序付で「ga4-tag が発効した後にタグを配信」にチェック。これでGoogleタグが発火した後に、Google アナリティクス: GA4 イベントが配信されるようになります。

Googleタグの詳細設定
Googleタグの詳細設定

ステップ4:自分のアクセスを除外する

最後に、あなたのブログへのアクセスが正確に計測されるように、自分自身のアクセスを除外する設定を行いましょう。この設定をすることで、ブログ運営者のアクセスがPV数に反映されなくなり、より正確な分析が可能になります

GA4で内部トラフィックのルールを設定

  1. GA4の管理画面から、「データの収集と修正」→「データストリーム」を選択します。
  2. その後、「タグ付けの詳細設定」から「内部トラフィックの定義」を選択します。
  3. ここで、あなたのIPアドレスを入力し、「internal」という名前を付けます。
GA4で内部トラフィックのルールを設定
GA4で内部トラフィックのルールを設定

設定項目が見つからない場合は、画面上部の検索バーに入力し、検索してください。

IPアドレスをCIDR表記に変更する必要があります。Chat-GPTやGeminiに頼むと簡単に変換してくれます。

GA4でデータフィルタを作成

次に、「データのフィルタ」から「フィルタを作成」を選択し、「internalトラフィック」というフィルタを作成します。これにより、先ほど定義した「internal」という名前のトラフィックがレポートから除外されるようになります。

下記の手順でテストをしてから、有効化することをオススメします。

  1. 「フィルタの状態」を「テスト」に設定する
  2. テストフィルタを適用したトラフィックを生成する
  3. リアルタイムレポートを確認する
  4. 「フィルタオペレーション」を「テストフィルタ」に設定して確認する
GA4でデータフィルタを作成
GA4でデータフィルタを作成

まとめ:設定を公開

GTMでの設定が完了したら、管理画面の右上にある「公開」ボタンを押すことを忘れないでください。この操作で、あなたの設定がブログに反映されます。

これで、あなたのブログのPV数がGoogleアナリティクスで正しく計測されるようになります。

設定を公開
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